【店長コラム】創戯旅団 第105夜 風俗観・洞察力
※2025年04月30日21時24分

新たな禅問答から新章を始めて見ようじゃありませんか。前回のエピローグでも触れていますが、この風俗観と洞察力はお店を回すためには持っていないと商売を回して行くのに不可欠な技術になるでしょう。これを使いこなせないと風俗店のシステムを構築する事は不可能になりますね。そして風俗観はとても大事になってきます。その風俗店を営む経営者の考えに共感して人は集まって来るのでしょう。そこは私自身も様々な経験をしていますが、とても難しく複雑に絡んだ事項なので、特にSMクラブの経営に関しては誰もが失敗をする問題にもなります。それこそ女王様店なんかさらに難しくなります。特に男性が経営するとなると女王様の考えとは乖離する部分が出来るので難しくなるのです。10年単位で物事を見ると何度も何度も失敗をしますし、その都度に立て直しを求められる大変な仕事です。中にはそれでもやり通している敏腕の経営者もいるでしょう。既存の老舗S女店を存続させている全ての経営者は敏腕と称して過言で無いと思いますよ。まあこれも正解でしょう。今は素直に敏腕だと思えますね。では女性経営者はどうでしょう？経営者のみをやっている場合は、男性経営者と同じく純粋な経営者ですから無条件に敏腕ですよね。そして、プレイングマネージャーです。彼女達はサービス地雷の女王様が多く見られます。勿論、サービス地雷では無い女王様のプレイングマネージャーもいるでしょう。まずは風俗のプレイを出来るプレイングマネージャーが経営者の場合です。自分以外の女王様の面倒を見ながらプレイヤーをやっているのですから大したもんです。しかも次から次へとサービス地雷の女王様が誕生するのですから、その気苦労たるや相当なものでしょう。なんと人情味溢れる経営者なのでしょう。良く面倒を見切っていますよ。凄い事だと思います。敬意を表しますよ。続いて自身がサービス地雷の女王様であるにも拘らずプレイングマネージャーをしている女王様。ここは評価が分かれるでしょう。中には遊んでみて怒りを感じた人は評価をしていませんよね。それでも、私はこの場合の女王様も凄いなと正直感嘆している部分があります。自身の仕事もそれなりにしんどい中で、他のサービス地雷の女王様の面倒まで見ているのです。これは凄い人間性だと思いませんか。お山の大将症候群なだけだろ的意見も分かりますよ。それでも、それだけでは長きに渡りお店は継続出来ませんよ。凄い精神力と包容力が無ければ継続は不可能です。そう考えると、やはり彼女達も凄いなと素直に称賛に値すると思っています。良くぞ我慢してやり抜いてますねと驚きますし、その強い気持ちに、やはり最大限の敬意を表します。この様にどんなお店にも尋常じゃない風俗観が無いと風俗店を継続して行く事は不可能です。洞察力も然りじゃないですかね。ではウチのイデオロギーは何処にあるんだろうと、お客様も読者様も興味を持っているでしょうし、タッグを組むキャストさんも知っておきたい事であろうと思います。今回は決意表明を、風俗観と洞察力を絡めて語る熱い回になりそうです。それでは、本編をお楽しみ下さい。

【風俗観・洞察力】

まずは私は何で風俗業をやっているかから語りましょう。20代の頃に定職にも就かずふらふらとしていた頃に師匠のお店に出会う事となるのですが、当時の面接官は師匠ではありません。あくまでも私は師匠のお店に偶然入った若い衆なだけであり、ただのぺ～ぺ～から始まったのです。その後、系列の携帯電話販売の営業会社に移動するのですが、そこはただのアリバイ会社的役割をしていた組織でした。私はここで師匠と初めて出会い、1年後にお前を1人前の店長に仕込む！とピンサロで師匠の下で働く事になります。3年は共にピンサロで働く事になったのですが、2年目の途中から私は店長に昇進しました。私の店長時代は成績は悪くはありませんよ。なんだかんだと1,000万弱の数字を何度か叩き出し、月の売り上げベースで600万～800万近くの数字を叩くお店に最後はなっていました。400万、500万の売り上げでは俺の取り分を出せと師匠に怒られていましたからね。当時はとにかく一生懸命でした。結果が出るのが楽しくて仕方がなかったのを覚えています。お客様が喜んでいるのも、私の中で至福の喜びでした。それくらいに無心で仕事に没頭していました。本当に楽しくて楽しくて仕方がなかったのです。しかし、既に当時から本番嬢、裏引き中抜き嬢との壮絶な闘いは幕を開けていたのです。何人もの人間が私に噛み付いて来ましたね。その頃は、何故そのキャストさん達が私に牙を剥いて来たかの本当の意味を気付けていたかとなると、私には漠然としか気付けていませんでした。本番で食ってたのに、私の店では本番を見逃して貰えずにクビが締まったので、自分の仕事を守る為に私に噛み付いて来たのです。当時も今もかと思いますが、私は単純明快な人間です。正しいと認められている範囲内での仕事を信じてグレーな範囲を活用して食べる事を良しとしなかったのです。そんな闘いを延々と今現在まで続けるとは思っていませんでしたよ。凄い話しですよね。一切こちらから攻撃していないのに、時代を越えて本番嬢はいつ何時も襲い掛かってきましたからね。ある時は単独で、ある時は本番嬢同士徒党を組んで、ある時はお店とは無関係の男と組んで、ある時は私の部下と手を組んで、最悪のケースは悪徳弁護士と手を組んで、私に襲いかかって来ているのです。このコラムは正義は我に有りを明確に主張する場でもあると思っています。私は私の正義を当時から今の今まで一切に於いて妥協せずに貫いているだけなのです。ただのお人好しと言われてしまう所以でもあります。まあ、やり手ではありませんよね。そんな本番嬢との戦いが、少し私の心を蝕んでいましたね。何故、真面目に働いてるだけなのに、こんなにクソみたいな事に巻き込まれにゃならんのよと不満しかありませんでしたよ。出世はしたいが正しいことをやらなくても良いと思っている部下どももクソが多かったと思っていましね。なので、私がピンサロを去った時は売り上げが悪いどころか、過去最高の1,000万越えの売り上げを達成した翌月末に辞めてやりました。当時はパチスロでも勝てていたので数年仕事をしないで全国を旅してやろうと考えていました。私も大馬鹿なので、そんな楽しそうな毎日を選択してしまったのです。1年でパチスロ勝てなくなり働き始めましたけど、それでも47都道府県を高知県以外制覇しました。最高に楽しい1年を満喫しました。因みに、私のパチスロ旅打ちライフに留めを刺したのは初代ミリオンゴッドです。クソ面白かったですが、クッソ負けました。私の長い夏休みに死亡フラグを立ててしまったのDeath。

それから10年は親父のインテリアの町工場で営業をやっていました。しかし、斜陽産業の繊維業界で戦うのには限界がありましたね。親父の会社は私が40歳の時に倒産し、私は再び師匠のお店で働かせて貰う事を選択するのです。簡単に戻る事は出来ましたよ。後で知る事となりますが、私が達成した1ヶ月1,000万の売り上げは、その後に誰も達成出来なかったどころか徐々に売り上げを減らし、お店は閉店していたのです。20代最後は2店舗の統括店長だったのですが、私の退店後にその2店舗は5年持たずにどちらも閉店です。結果として私は過去最高額の売り上げを叩いた店長としてその後も記録は破られないままになっていたのです。師匠の頭の中では過去の私達の仕事ぶりは最強タッグとして思い出補正されていました。私がそこまでのやり手店長だった事を闇に葬りたい残っている一部勢力は、私の過去の活躍は一切無かった体で、今の今までしらばっくれてますけどね。笑っちゃうくらいに全く触れませんね。何無かった事にしようとしてるのかな（笑）君たちはやり手とは程遠い、ただの盗っ人なのを自覚した方がいいぞ。その売れているお店を作ったのは師匠であって、あんたらではありませんからね。残念ながら自然淘汰される日が来るのでしょう。まあ、私には関係の無い話しです。縁は完全に切れてますから。あまり律儀な残り方はしていないでしょうからね。呆れています。本人達は虫の息はお前だろと思い込んでいる事でしょう。馬鹿ですね。ウチが無くなる事なんかありませんよ（笑）誰が誰とも手を組まないなんて言いましたっけ？まさかの人々と私が手を組んでしまうと、立場が一瞬で逆転するとまでは考えて居ないでしょう。まあ、その前に自らの力で立ち直る説の方が濃厚ですけれどね。私は身軽な立場で浮遊しているだけなので、どこに次の根を生やすかを決めるだけで良いのです。そんな想像までは出来ませんでしたか？今語った事に関しては、お客様、読者様、キャスト様はなんのこっちゃとなったでしょうね。しかし、それでもまたもや次の伏線を撒き散らすところから始めています。これは、私が闘っている数々の闇の敵を示唆している独り言と思っていて下さい。伏線の回収は遙か先になるかと思いますが、私が大敵相手に四苦八苦している姿が、創戯旅団1,001夜の中で浮かび上がってくる事でしょう。突然、次の謎かけをぶっ込んでしまいましてすいません。しかし、私には果たさねばならない使命があると思っています。今はエレガンスから立ち去る事は無いでしょう。私が師匠の本来到達すべき道を願いを、やはり師匠の親友の愛弟子、悪友S君と共に果たす！否！！晴らす！！！そんな運命の闘いをこれから描きましょう。実際の行動でその絵巻は完成させて行きます。パズルのピースを物語の進行と共にはめて行きましょう。

さて、今回の脱線は過去最大の脱線とも言えるでしょう。この創戯旅団コラムに取って重要となる伏線を撒き散らしましたが、ここから今回のコラムの核心に入ります。私は今、どんな気持ちでこの世界に留まっているのか？そして、ここまで培って来た風俗のスキルを武器として持った中で私の風俗観はどう進化していったのかを語り尽くしましょう。やはりいろいろな仕事をして来た中で、一番しっくり来た仕事が風俗店の管理職なんですよね。人の面倒を見るとか人を育てるとかお客様に喜んで貰うとかそんな事ばかり考えるのが大好きなんですよ。なかなか、全て噛み合う仕事にならなくて苦労していますけれどね。しかも本番嬢や本番強要客とのイタチごっこに悩み、女王様がお客様を怒らせてしまったり、待機場で問題を起こすキャストさんが居たり、私に噛み付いてくるキャストさんが居たりと、問題の総合商社になってしまう職種なのが悩ましい所です。それでもキャストさんとお客様が噛み合ってお客様が喜んでお店に来てくれる瞬間を味わうのが何より楽しいじゃないですか。本当に嬉しい瞬間だと思うんですよ。ところが見ていると前向きではないキャストさんが多いのは何故と思ってしまいます。それって、何処を目指してるとお店やお客様と噛み合わなくなるの？と不思議に思います。一体何しにお店に来ているの？となりますよね。そんな中でキャストさんと壮絶な争いを日々行なっていたのがウチです。ボタンのかけ違いだらけで苦労しかなかったですよ。いつの間にやら大不協和音大会になるのも驚きでした。少し頭を使って仕事の事を真面目に考えれば違う数字が出るんですけれどね。上昇志向の無いキャストさんばかりです。妄想思考は強いんですけれどね。そんな思いばかりしていたのに、やはりそれでもこの商売で人を見て行くのが大好きなのは何故なんでしょう。【つづく】

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